近寄りたくないヤツ感はんぱない物騒なタイトルですね〜。
ヤバそうなヤツですね〜。
私を救ってくれたとか言っちゃってる〜。
世界的に大人気の彼らが、 私を離婚の危機から救うために存在しているわけではないのだけど も。
それはそうだけど。でも。
離婚へ踏み切る最後の1歩を、本当にBTSからもらった。
そんなオバさんがここにいました。
そんな泣けるようで全く泣けない話を書きますね。
大きな転機となった出来事の記録として。
そしてこれから離婚するかもしれない離婚予備軍の方へエールをこ めて。
そしてそして。 もはや恩人のような存在のBTSへの感謝をこめて。
カムサハムニダ。サランヘヨ。(どさくさ)
とりあえず経緯をざっと説明しますとこんなかんじです。
↓
ダンナ、わたし、ムスメ、ムスコの4人家族。
めっちゃ仲良しで幸せだったよ!
まわりからもいつも「ほんとに仲いいねー!」 って言われるくらいのラブラブ夫婦だったよ!
マイホームもたてたよ!
順風満帆という言葉を自ら当てはめたことはなかったけど、 いつもたまらなく幸せだしこれからもずっとそうだと、 信じて疑わなかったよ!
ところが、、、、、
実はダンナには他に女がいたよ!
東出なんとか氏みたいに、数年にわたる不倫だったよ!
しかもうちの場合は、
その不倫を隠して、わたしに離婚を迫ってきたよ!(えー!)
価値観の不一致だってよ!
( 毎年お互い大好きなジャニーズのライブも一緒に行ってたのにここ にきて不一致?めっちゃ気ぃ合ってましたやん!)
仕事して帰ってもご飯がなかったって言われたよ!
(えー!作ってても深夜に帰ってきて食べなかったの誰やねーん! )
そうやってツッコミ入れられたらよかったんだけど、
自称「純粋」で「信じやすい」私は、
ダンナからのこれらの訴えを真正面から受けて、 本当に本当に落ち込んだよ。 地面にめりこんで姿見えないくらい落ちたよ。
仕事に家事に子育てに、 日々頑張っていた自分が記憶から居なくなるくらい、自分を「 ダメな妻だったんだなぁぁぁぁ」って卑下したよ。
自分で自分をダメダメにしたよ。
泣いて泣いて泣き続けました。
そして夜になると、私を嫌いなダンナさんが帰宅するよ。
話し合いしようって言ってくるよ。
早く離婚したいからね。
ダンナが離婚したい原因、
本当は他に女がいること。
それに気付くまで1ヶ月半かかった。
自分を責め続けた期間だよ。地獄だった。
そしてある日、不倫のことが分かったよ。やっと。
震える手でいろんな証拠を集めたりした。
驚くことに私もよく知ってる人だった。
宇宙一信頼していたダンナの不倫は、 一言では言い表せないほどの絶望をくれた。
それでもまた朝は来るし、仕事があるし、子供はお腹が空く。
辛くて辛くて仕方ない時でも、 子供の笑顔は守らないといけない本能的に思うもので、 涙をかくしてなんとか一緒にあそんだりした。
何回かやっても出てくるジョングク 。
ジョングク、、、知らんなぁ。
というのが初めての感想。
というのも、ジャニーズ畑で生きてきた生粋のジャニオタの私は、 kpop を避けて生きてきました。
なぜかって??
ハマると困るからだよ!!!
オタクは金がかかるので、
これ以上貢ぎ先が増えるのはごめんなんだよ〜
5年前くらいですかねー、
BIGBANGがイケイケだったじゃないですか〜
あの時も、見たら終わると思って、
すごく興味はあったのにMVとか一切見ないようにして乗り切った 。(ドヤ)
韓国ドラマもあまり見ないようにしてて。
グンちゃん人気が凄かった時も、見たら最後だ、、 と自分に言い聞かせて、なんか薄目で見てた記憶が。( だってグンちゃんホレる要素しかなかった)
そんなわけで、韓国のイケメン達がすごく気になりつつも、 この子たちはうちの子じゃない。よその子だから。 見たらダメだから。って踏み入らないようにしてたんです。
そして、時を経て。。。
我が子が似てるというジョングク氏。
気になるよね。
かわいい我が子が似てる人だから。
我が子に関わることだから、調べてもいいよね。
てかむしろ、我が子のこと調べてるって言ってもいいよね。
今から検索するのうちの息子。
つまるところそういうことでしょ?ね?
ということで、初めて自主的に韓国に、 KーPOPに乗り込むことが私の脳内で許可されました。
カタカタカタ。
「BTS ジョングク 」で検索。
へー、グループの中で最年少。へー。
ダンスもうまい。へー。
メインボーカル。へー。
あ、歌もうまいの。へー。
運動神経抜群?へー。
なんでもできる末っ子だから黄金マンネってよばれてるのね。 へー。
へー。
へー。
(.........めっちゃタイプの予感…………)
それからというもの。(雑)
子供が寝てからは毎日BTSの動画を見て過ごした。
そういえば職場の新人さんが入った初日に、
※〇は漢字一文字の国民的グループです。後輩ちゃんの言葉とは言え記載する勇気が私にはありませんでした。
確かに、、、動きのキレのレベルが高すぎるわなぁ。
と、 登場人物の誰よりも動きがキレてないおばちゃんは思うのでありま した。
毎日毎日、踊っているBTSを見る。
無心で見る。
ただ、ひたすら「見る」ということを繰り返す。
BTSはカッコよくて、
歌もダンスもレベルが高くて。
カッコよくて。
でも、そんなことを、実感しながら見るというより、
とにかく「見て」いた。
取り憑かれたように「見た」。
画面にのめり込むことで、 自分の居場所をここからそこへとうつしたかったのかもしれない。
「見て」「見て」とにかく「見た」。
たくさんのミュージックビデオ。
そのダンスプラクティス動画。
世界各国でのライブ映像。
舞台裏で息切れしている姿。
チームに分かれて何かに挑戦しているバラエティ。
すっぴんの素顔。
キメキメのメイク。
メンバー同士の距離感。
どう考えてもカッコいい顔。
顔。顔。もうどう考えても顔。いや、顔。
圧倒的顔。
結果、つらくてつらくて仕方なかった私の心は
「ジョングクカッコイイ」
という1点に支配されていく。
こんな状況でもミーハーかよ!って思われるだろうけど、
この10文字のカタカナが私の生きる力になった。
子供が寝てから暗い部屋でベッドの上で、2時間でも3時間でも、 ずっとジョングク見てる。
仕事の休憩中も、少しだけの時間でも見る。
汗びっしょりで踊っている姿。(とにかくエロい)
リレーのアンカーでぶっちぎる姿。( クラスの女子全員好きになるパターンのやつやん)
撮影中に怒られたて、 それが自分のバースデードッキリだと分かり、泣いてしまう姿。( かわいすぎて母性がビッグバン)
私の人生で何よりも大切な家族が壊れてしまうかもしれない。
そんな現実の中でジョングクがうつるスマホを見ているこの時だけが、 自分が絶望していることさえも忘れられる時間だった。
そして、
ダンナが離婚したいと言った日から3ヶ月、
私が不倫を知ってから1ヶ月半たった。
ふと、、、離婚しようかなって思えた。
離婚しても幸せにやっていけるんじゃないかな。
なぜだか急にそう思えた。
不倫が分かってからも、この家族を壊したくなくて迷っていた。
自分が心から納得して決断したいと、 ずっと考えていた。
「離婚してもいいよ」とダンナに告げた。
世界で一番、宇宙で一番大好きだった人。
あと何十年と一緒にいる予定だったのに、 悲しい結末は予想外に早くやってきてしまった。
ちくしょう。ちくしょうめ。と心で悪態をつく。
この大バカものが!って思わずにはいられないよ。
でも、私の心はもう、決めたようだった。
自分を責め続けてカラッカラになっていた私の心は、 愛のようなもので満たされていた。
「離婚してもいいよ」(BTSがいるから)
「希望に応じてもいいよ」(ジョングクがいるから)
心の中で揺るぎない自分の声が聞こえていた。
親友に話したら爆笑されたけど。
本当にそう思えたんだ。
BTSがいるから、私は大丈夫。
ジョングクがいるから、うん、大丈夫。
あんなに悩んで泣いて日々を過ごしたのに、
最後はアイドルの存在に力をもらい離婚の道を選んだ、 イタイおばさんこと私。
いや、うけるわ。自分でもおもしろすぎるわ。
離婚という、既婚者が最も経験したくない出来事に直面して、 ハマったばかりのアイドルが最後の一手となり離婚OKよ!って! 人生おもしろすぎるやろ!
でも、これでよかったんだと、魂がそう感じている気がした。
離婚を決めてからも切なくてたまらなくなり何度も泣いたけど、 今ここにいる自分は泣いているけど、魂は喜んでいるような、 不思議な感覚を何度も味わった。
言葉では説明できないけど、これでいいんだよと、 どこかから声が聞こえる。
未来の私が見ているのだろうか。
よくわからないけど、 とにかくこれでいいのだと、この世界が言っている気がする。
つらすぎることを乗り越えないといけない時、 大きな力が必要になる。
力が湧いてこなくても、決断するしかない場合もある。
私は、認知して間もない、BTSというアイドルの存在 を利用して、離婚問題を乗り切る大きな力を手に入れた。
2013年にデビューして、 日本でもドームツアーをこなすようなレベルのアイドルグループを、 今まで避けて過ごしてきたのはこの時のためだったのだろうか。
大好きな人との理不尽な別れを受けいれ、 なおかつその先に希望を見出すことは、 私一人では絶対にできなかった。
ーーーBTSがいるからいい。
ーーージョングクがいるからいい。
その時の私にとって、彼は、彼らは酸素だった。
絶望してどん底だった灰色の日々に、また彩りを与えてくれた。
地球を舞台に活躍している彼らがくれるパワーはとても強く、 私も絶対に人生楽しもう。また幸せになろう。頑張ろう。 頑張って自分の人生を生きよう。そう強く思わせてくれた。
それは私にとって奇跡みたいだった。
私が見つけた光だ。
諦めずに、逃げずにいたから見つけた光。
BTSは私の人生において、さっそくヒーローになった。
私の快進撃が、もっと楽しい人生が、これから始まるのだから、 その後押しをしてくれた彼らを、 ヒーロー以外に例える言葉が見つからない。
でもそのヒーローと同じくらい、、いやそれ以上に、 私は私のことを讃えたい。
よくぞここまで進んできたね、と。
つらかったけど頑張ったね、と。
よくBTS見つけたじゃん!と。
KPOP手出してなくてよかったね!さっすが!と、 泣きながら肩をバンバンしたい。
この先どれだけ時がたっても、どれだけ幸せになっても、
私は、2020年の自分とBTSのことを思い出す時は、絶対に泣いていると思う。
頑張りぬいた自分の、なんと愛しいことだろう。
BTSが、愛のようなもので心を埋めてくれたと思っていたけど、 あれは愛なんかじゃなく、たぶん恋だった。
BTSがもたらしてくれたものは、とてつもなく大きい。
まだ私が学生の時、「冬ソナ離婚」というものが流行ったようだった。
当時のメディアは、その女性たちがだいぶイタイという見せ方だったように思うけど、私は今回その真意が分かった気がした。
奥さんがヨン様にハマったくらいで、夫婦はダメにならない。
きっともうダメだったんだろうと思う。
それでも別れるという選択肢をもてなかった女性が、テレビの中のヨン様に恋をすることで力をもらい、自分の人生の新しい1歩を踏み出した、そんなストーリーだったんじゃないだろうか。
きっかけなんて何でもいい。
自分の意志で踏み出す1歩になるのなら。
私も1歩を踏み出した。
BTSに背中を押してもらったとは思うけどさ、すぐここにいないことなんて分かってるのよ。
それでもいいんだ。
恋独特の酔っているような、冷静さを欠いたような、そんな精神状態の今じゃないと踏み出せない1歩が私にはあった。
全ては必要なことだったんだと、自分に言い聞かせる。
これでいいんだ、大丈夫。
過去を振り返ればあまりにも幸せが多くて涙が止まらなくなるから、BTSの「ホルモン戦争」とかいうトンチキなタイトルの曲を爆音で聞いて2歩目を踏み出す。
3歩目「進撃の防弾」(ヒット作にめっちゃのっかるやん)
4歩目「ANPANMAN」(アンパンマンいつのまに海わたってたん…)
5歩目、6歩目、7歩目、、、。
これが正解かなんてわからなくても、この1歩目があってよかったと思えるような、そんな人生にしていくだけ。これから。全力で。
毎年ダンナと行っていた、ジャニーズのいろんなライブ。
まだ仲良しでいられた時にBTSにハマっていたら、 私はまず帰宅したばかりのダンナに、「ねぇ!YouTubeにたくさんあるんだけど! DVD買わなくても足りるくらいライブ映像も多いよ!すごくない?」って開口一番言ってただろうな。
「マジで??見せて!!」 と隣に座ってくるダンナはもう居ないけど、 私はすぐにそれにも慣れるだろう。
そして新しい世界をたくさん知って、 たくさん驚いていこう。
たくさん笑おう。
感動して、たくさん泣こう。
ダンナもそんなふうに、元気をくれる音楽や人にこれからも出会えたらいいな、と本当に心からそう思う。今までありがとうを何度言っても足りないから。
BTSを、まだ見ぬKPOPの世界を、ダンナと一緒に楽しむ。
そんな未来は来ないことは分かってるけど、そうだったら、 どんなかんじだったんだろうなぁって。 想像が膨らんでしまうくらいには、ダンナあっての私だった。
一緒にいて笑い泣きするほど楽しいダンナが、 とても、とても、大好きだった。
ダンナは、BTSのライブを見たら何て言うだろう?
「ダンスすっげー!」って驚くだろうか。
「俺はジョングクが一番かなー」 ってすぐに推しを見つけるだろうか。
また私とかぶるだろうか。
BTSだったらダンナは誰を推していたのだろう。
それが、とてもとても気になる。
★おわりに★
ここで終わりなんですが、、、
ジョングクのこと知らない人、顔めっちゃ気になるやろ??
どんなイケメンなん?って気になってきてるやろ??
しょうがないなぁ、見せましょう!
(見せたい)
こんなイケメンだよ!
汗かいて髪が濡れてるジョングク。濡れグクはほんとやばい。
ここまで6400文字書いてきたけど、濡れグクに関してはほんとやばい以外の言葉が出てこない。
そして日本では約2年ぶりのアルバムが発売になります!
なんていいタイミングなんだと個人的には思ってます。
知らなかったというあなた、よかったら一緒に推そう。
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